意味的結合と形式的結合

タ~イトル重い~が~内容薄い~♪(クラッシュバンディクーのアクアクのテーマにのせて)

意味的結合:意味を考えてくっつける。くっつける対象が変化するかどうかは意味の評価結果による。

形式的結合:一定のルールによって機械的にくっつける。くっつける対象が変化するかどうかは固定。

形式的結合の例

A+Bで、Bの語頭がハ行である場合、濁点を付与する。

class String
  def +(other)
    if other.to_s =~ /\Afusoku(.*)/
      "#{self}#{other.sub('fusoku','busoku')}"
    else
      "#{self}#{other}"
    end
  end
end

puts "ka" + "fusoku" # kabusoku: 過不足、あるいは蚊不足、火不足(火力不足)?
puts "ne" + "fusoku" # nebusoku: 寝不足、あるいは根不足?
puts "undou" + "fusoku" # undoubusoku: 運動不足
puts "power" + "fusoku" # power(英語)+不足
puts "tagliatelle" + "fusoku" # tagliatelleはイタリア語で「麺」らしい

形式的結合の例

A+Bで、「AがBの状態」である時はBの語頭を変化させる。「AとB」の時は変化させない

  • 寝不足:「寝」が「不足」の状態だから変化する
  • 過不足:「過」と「不足」だから変化しない
  • 蚊不足:「蚊」が「不足」の状態だから変化する
    (蚊が足りないというのがどういう状況かはさておき...)
  • excess不足:「excess」と「不足」だから変化しない
    (読みは「エクセスふそく」)

総論

形式的結合楽だよね~。断然こっちを支持。語感としても合ってるし。

英語の母音前のaがanになるとかtheがジとかも形式的結合だし。(※1

それにしても、ATOKなんとかならないかなぁ。校正設定、一括ONかOFFかしかなくて、個別の事例だけ(例えば「食べられる」のみ「ら抜き許容(食べれる)」とか)ってできないし。

そして今気付いたけど、「茨城県」は「いばらぎけん」でもインライン警告(※2)が出てこない...!

  1. ※1:ただし、形式的といっても文字種ではなく発音ベースなので、year等のヤ行(j行)が厄介
  2. ※2:変換候補に付け足す形で右に出てくる。確定すると消える