GUIインストールしたCentOS 7をCUIにする(逆も)

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一応、CVMUプロジェクト(※1)をゆっくり進めていこうということで、まずはサーバの仕様決め。

現時点で決まってる仕様は

  • サーバ:さくらのVPS(プランはとりあえず白紙へ)
  • OS:カスタム(CentOS 7 x64)
  • Webサーバ:nginx
  • Rails環境:Unicorn+rbenv+Ruby 2.2

今回はサーバのシェル(UI)をどうするか。

いろいろあって、当初の予定よりVPSのグレードを下げたい(512Mあたりで始めて、足りなかったら1Gに移行)ので、リソース的にはCUIにしたい。

でも、GUI管理コンソールなサーバも捨てがたいし、とりあえずGUIで入れて重かったらCUIに変更する方向で検討。

一時的にCUIを使うには、VirtualBox等だとCtrl+Alt+F2~F6。VPSで発行できるのかは不明。

恒久的にCUIを使うには、たしかランレベルを変更すればいいはず...ということで関係するコマンドやファイルを検索。

起動設定・ランレベルの設定

現在のレベルは/sbin/runlevelで表示、変更は/etc/inittabを編集。

ということで早速VirtualBox上で変更テスト。

# /sbin/runlevel
N 5
# vi /etc/inittab (※2
# inittab is no longer used when using systemd.
#
# ADDING CONFIGURATION HERE WILL HAVE NO EFFECT ON YOUR SYSTEM.
#
# Ctrl-Alt-Delete is handled by /usr/lib/systemd/system/ctrl-alt-del.target
#
# systemd uses 'targets' instead of runlevels. By default, there are two main targets:
#
# multi-user.target: analogous to runlevel 3
# graphical.target: analogous to runlevel 5
#
# To view current default target, run:
# systemctl get-default
#
# To set a default target, run:
# systemctl set-default TARGET.target
#

あれ~?

なんか「もうinittabとか使われてないよ、ここに設定をを加えても『しかし、効果はなかった』になるよ」みたいなメッセージが。

でも、親切なことに設定方法が書かれているので、その通りに設定。

# systemctl get-default ←確認
graphical.target ←GUI(ランレベル5)
# systemctl set-default multi-user.target ←CUI(ランレベル3)にする
rm '/etc/systemd/system/default.target'
ln -s '/usr/lib/systemd/system/multi-user.target' '/etc/systemd/system/default.target'
# systemctl get-default ←再度確認
multi-user.target ←CUI(ランレベル3)

あとは再起動すればOK。

戻す時は、systemctlでGUIのtargetを指定して再起動。

# systemctl set-default graphical.target

一時的にGUIを使うだけなら

$ export LANG=ja_JP.UTF-8
$ startx

でいいかも。

ログアウトしたらランレベル5と違ってGUIセッション(Xサーバ)自体が終了するし。


次回は初めてのWebサーバ、nginxをインストールする予定。

その前に情報収集しないと。

  1. ※1:プロジェクトというものの詳細は未定。なんとなくLinux VPS上でRails系をコアに新技術を学んで、コンテンツとしては人工知能系かな~という緩い感じ
  2. ※2:実際はviではなく/bin/nanoのシンボリックリンク