au版XOOMのrootを取ってみた(非アンロック)

もう発売から3年近くになるし、こんな重くてごつい女子力0なタブレットなんて使ってないよ!って人はスルーで…。

あと、root取るってことは「大いなる自由と引き替えに大いなる責任(※)」を負うわけだから、その辺は分かってるという前提で。
※:Linuxでsuすると「プライバシーを尊重せよ」といった3つの注意が出るうちの1つ。

面倒なので自分用にまとめたメモ程度。

●今までrootしなかった理由
建前:rootedで弄れる端末がGS02、Sony Tablet P(共に恒久root)、HTC Aria(一時root、恒久はNANDエラーにより不可)と多く、わざわざ実用してるXOOMに危険を冒してまでする必要がなかった
本音:アンロックが必要で、全データ消去されるし痕跡が残る

↓アンロック法でroot取る場合の参考資料
http://gagdet.wordpress.com/2011/10/02/xoom-xoom%E3%81%AEroot%E3%82%92%E5%8F%96%E3%82%8B%E6%89%8B%E9%A0%86/

●今回の方法

一言でいうと、レストアのバグを突く
資料1:http://gadget.takoweb.com/adb-restore-xoom-root/
資料2:http://blog.livedoor.jp/hiroumauma/archives/1614834.html
資料3:http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=1086929
suバイナリとSuperuser.apk:http://androidsu.com/superuser/

手順
※前提として、adbコマンドは理解している(少なくともshell、push、install等)、XOOMのUSBドライバはインストール済み、suバイナリとSuperuser.apkはWindows上でどこかに展開済み。

0.XOOMのバッテリを十分充電する(できれば100%)。また、壁紙のバックアップを取っておく
1.資料1の通りlocal.propを仕込んで再起動する(壁紙が変更される)。
  この時、local.propをchmod 666しておくと以降の手順で失敗した時に楽(最初まで戻らなくていい)。
2.Android auロゴ(懐かしい…)→システムUI→クラッシュ→Android auロゴの無限ループになるけど、慌てない(カーネル全体の再起動ループではなく、GUIだけがループしている)
3.資料2の「suの配置と権限設定」を行う。
  このとき、「adb shellにて」の1行目(ln -sかcpの書き漏れ?)は代わりに「dd if=/data/local/tmp/su of=/system/bin/su」(suをコピー)する(ln -sだとうまくいかず、cpはコマンドが無いと言われる)
  ちなみに、通常/systemはread-onlyなので、資料3を参考にrwにする。
  また、4行目の「rm /data/local.prop」はSuperuserの動作を確認してからにしたほうがいいので、ここではしないでおく。
  終わったら再起動する。ここではadb shellから「reboot」が使える(rootなので)
4.資料2の「Superuerのインストール」を行う。上記のSuperuser.apkを使った場合はバージョンナンバーが無いと思うのでその辺は調整。
5.適当なターミナルアプリ(非rootでも使える)やadb shellから「su」と入力して、Superuserの確認画面が出れば成功。でなかったら… も が く が よ い !
6.最後に/data/local.propをrmして終了。
Screenshot_2014-03-16-00-20-54.png

これで、ブートローダーをアンロックせずにrootを取ることができたはず。
もちろん、カスタムROM焼いたりするにはアンロックが必要だけど、「時計NTPで合わせたいだけなのに」とか「Sambaサーバ動かしてNAS化したいだけなのに」と言った場合はこの方法を使うといいかも。

最後にもう一度書くけど、rootを取るってことはセキュリティの低下や(マルウェア感染による)加害者になりうる危険性があるってことを十分理解して、ウイルス対策ソフトの導入や(Superuser.apk以外の)マーケット外アプリをできる限り入れない等の対策をする必要があるということになるので、「そんな面倒なことするぐらいならやめとこ」って人はやらない方がいいと思う。


追記(2014/3/17):
最初は異常なかったんだけど、やっぱり予想通りau Marketがroot検出して起動しなくなった。
もともとMarketのアプリがほとんど対象外なXOOMの場合、大して痛くはないんだけど、auお客様サポートウィジェットで情報取得できなくなった。
もちろん、rootを取るってことはこういうことも予想しておかなければならない。

まあ、一応XOOMに関しては手はあるけど、あえて詳しくは書かない。
また、最近の新しいスマホなどはさらに何重にもチェックがかかってる上に、おサイフケータイなどもあってrootのデメリットが半端ないので取らない方が吉。
機種変更してサブ機になったら取って遊んでもいいかもしれないけどね。