VPSの障害対応(バックアップ、SLA)

実は当然のようにVPSでもレンタルサーバみたいな障害対応用の自動バックアップ(ユーザ理由での書き戻し不可)とSLAがあるものだと思ってたけど、どうもそうじゃないみたい。

各VPSのSLAについて調べてみた | phpとmysql が使えるレンタルサーバー・ドメイン選びのポイント

私が検討してるさくらでも、クラウドのほうはSLAがある。

さくらのクラウド品質保証(SLA)概要 | さくらのクラウド

また、レンタルサーバはSLA(品質保証≒稼働保証)じゃないけど、99.99%の稼働実績+RAID+自動バックアップ。

データ保管(バックアップ体制+RAID構成) - レンタルサーバーはさくらインターネット

データのバックアップは取っていますか?|さくらインターネット公式サポートサイト

もちろん、ミスしてDBやデータを消した等の利用者の過失によるエラーには無力だから、そのために別途バックアップは必要だけど、少なくとも障害対応用バックアップは気にしなくてもいい(というか、そもそも権限がなくてOSやシステム領域は取れない)。


よく考えたら、(VPSは)管理権限をもらえる代わりに管理責任も負うことになるわけだから当然だけど、ホストOS~VM部分でクラッシュが起きてVPSが吹き飛んでも、業者側の責任で復旧してくれると思い込んでただけに大きな誤算。

そうなると、メインサイト丸ごと持って行くのは現時点ではリスクが高すぎ。

とはいえ、現時点では全くそんな計画はなくて、テストプロジェクトをいくつか動かす程度だし、できるだけシンプルに保って「あまりバックアップを取らなくていいようにする」方向で考えてる。

具体的には

  • 設定メモはGoogle Driveに保存して、自宅PCと同期、週に1回Backblazeで海外に自動バックアップ
  • プログラムは自宅PCで開発、レンタルサーバ(mcrn.jp)にGitリポジトリを作って保存、VPSに配置で3カ所(自宅は和歌山、レンタルサーバは東京(tracertで調査、確証はない)、VPSは石狩の予定だから、地理的に分散してて災害対策にもなる)にデータがある状態にする
  • DBはアプリケーションごとに細かく分けておいて、日をずらして最小限ずつダンプ、自動でレンタルサーバのほうに飛ばす(実プロジェクトがないうちはDBバックアップ自体しない)。

といったところ。

それより、早くローカル環境でサーバ構築の予行を終えてしまわないと先に進めないから、この週末にでもnginx+Unicorn+Rails 4.2ぐらいまでやりたい。