今日、昼ご飯を買いに行く途中、ふと思いついた、というか気付いた。
ソードアート・オンライン オーディナル・スケールの「オーディナル・スケール(以下OS)」って位置情報ゲームだ。
(以下、映画のネタバレ注意。)
東京都内の特定の場所に行かないとボスと戦えないし、アイテムも歩き回らないと取得できない。完全にIngressとかポケモンGOの世界。
実は、映画冒頭でオーグマーの紹介番組が流れるんだけど、そこでの使用例はOSを除けば「自宅で山登り体験」とか「ジムのルームランナーで巨石に追いかけられる」とか、全然位置情報ゲームじゃない用途ばかり紹介されてる。単純にARだけ。
たしかナーヴギアもSAOが性能(「脳焼き」を含め)を生かしたコンテンツとしては初だったっぽいし、オーグマーもOSが出るまではそういう状況だったのかも。
となるとどうやって位置情報(+「向き」の情報)を取得してるかだけど、測位衛星(GPS/GLONASS/QZSS等)と電子コンパスだけだと精度が絶対的に足りない(※1)。東京のビル街だとGPSぶれも酷そうだし。
作中では通信状況の緩和としか言及されてなかったけど、多分ドローンが無線ビーコンになってて、さらに他にも建物とかに埋め込まれてる無線ビーコン(オーグマー専用じゃないものも含め)とかもフルに使って位置合わせしてるんだと思う。
と、技術的な話はそのへんにして、位置情報ゲームということは、つまり「現地まで行かないとダメ」。
当たり前のことだけど、そうなると疑問が出てくる。
「地方在住民はOSで遊べているのか」
...。
もしかすると、OSのサービス地域は東京23区だけかもしれない。
雑魚モンスターはともかく、ボス戦は作中でも「都内に出現」となってるし...。
いくら2026年という未来だといっても、地方だと(OSのプレイに耐える)高速無線通信の普及率が低そうだし、京都とか景観的にドローン飛ばせないと思う。
できたとしても県庁所在地の一番大きいイベントスペースで数ヶ月に1回ぐらいが限度かも。
あと、それに関連して気になったのがSAOがデスゲームだった時に、地方からプレイしてた人はいたのか、いたとしたら「生存、またはゲーム内での死以外で死んだ人」は居るのか(回線不調、病院に移送できなかった等)が気になる。
Ingressは地方どころか離島とか電波のない所(※2)でも遊べてしまうけど...。
その他、映画で気になった点としては「オーグマーのバッテリー容量」
OSボス戦とか10分間最大負荷稼働してそうだけど、モバイルバッテリー繋いでる描写もない。
位置情報ゲームというバッテリーキラーなコンテンツを、ディスプレイがなく脳に直接干渉してARイメージを送り込むようなデバイスで何十分もプレイするとなると、すさまじく電力を使いそう。
ナーヴギアもバッテリ内蔵してたけど有線、アミュスフィアも有線。でもオーグマーは無線。
となると、数十~数百Whクラスの化け物バッテリーを搭載してる?飛行機には絶対持ち込めそうにない。
終盤で「ドローンから給電できる」って言ってたので、無線給電されてる可能性もある。
最後に。
「オーグマーにもフルダイブ機能がある!」って初めて聞いたときは「な、なんだってー!!!」「結局お前もか!」って思った。
あれ、その後一般開放されたのかな。それともゲーム機の後期ロットで機能省略版が出るみたいな感じで逆に潰されたのかな。
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